2024年 1月
はじめてのハノイ 4日目 本日は どうしようか?
近くに刑務所がある様なので 行ってみようと思います。
その前に まず 朝ごはんを食べに行きます。
それでは 本日も あれも これも行きたがらず スローで
無計画で まいりましょう。
はじまり はじまり
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バインミー人気店 MAMA
まず 朝ごはんへ
ハノイ大教会のすぐ近くのバインミー(ベトナムのサンドウィッチ)屋さんへ
店名 MAMA
すごい人気店なので45分くらい並びました。 この店は 開店直後などの空いている時間に行った方がいいと思います。
ちなみにボクは 近くの住宅の2階や3階などを 眺めて あの直方体の空間には どんな人が暮らし、どんなドラマがあるのかしら?と妄想しています。 すると けっこう時間が早く過ぎますよ。
こんな狭い土地を上手に使って いい仕事をされている。彼女たちが動いているスペースは2〜3畳ぐらいじゃないかな?
45分も並ばなくてもよかったかも?って思ったけど、味は文句なしに美味しかったです。 MIX 3万ドンが人気らしいです。(メニューの左上)
バインミーMAMAから 徒歩3分の公園で バインミーを いただきます。
素敵な公園なのに なぜか あんまり人がいないので あんまり教えたくない公園です。木陰もあります。
MAP MAMA → 公園(Vườn Hoa Hàng Trống)
バインミーの中身 こんな感じ
日本のラーメン屋さんなどでも よく感じるのですが、美味い店ほど、看板も見た目もシンプルです。 どこの職場でも 器の小さな人ほど 自分を大きく魅せるように、飲食店も 味に自信がない店ほど看板などが派手になりがちな気がします(笑)
ホアロー刑務所
バインミーを食べている Vườn Hoa Hàng Trống公園 からホアロー刑務所は700メートルですので 歩いて脂肪を燃焼しながら ハノイの風景を愉しみたいと思います。
地図 Vườn Hoa Hàng Trống公園 → ホアロー刑務所
少し歩いたらホアロー(HOA LO)という看板が見えてきました。下の写真の左 黄色い壁は もうホアロー刑務所です。 街の中に 突然 現れる感じです。
今は 刑務所の隣にホテルが建っております。(サマーセット グランド ハノイ)調べたら 正月価格で1泊2万円くらいでした。ボクが泊まっている宿の4倍以上です。(笑)
簡単にホアロー刑務所の説明を
1896年 ベトナムがフランスの植民地だった時代に フランスが建てたそうです。フランスに対抗していたベトナム人たちを収容するためです。
ところが1954年 インドシナ戦争でベトナムが勝ちます。その後 この建物はベトナムに使われることに。 そのあと ベトナム戦争が起こります。 米国軍がハノイを攻撃。 そこでベトナム人に捕まったアメリカ人捕虜を収容する所になったそうです。
やっぱり 入り口も フランスっぽい造りですね。 このアーチの感じとか
入場料5万ドン 音声ガイド 10万ドン
音声ガイドが入場料の2倍するのが なんか変な感じ。 逆ではないか・・? と感じるのは ボクだけではない気がします。
使ったこと ない人も おられるかもしれませんので 簡単に説明しますと、 まず 音声ガイドのヘッドホンの受付に行き 自分の使っている言語を係の人へ伝え 10万ドン支払うと 日本語対応のヘッドホンを渡してくれます。
あとは 自分のいる場所の番号を入力すると ヘッドホンから 音声ガイドが流れ始めます。 この音声ガイドは お借りした方が良いです。 ベトナム語、英語の文章が読めない人は ヘッドホンが なければ 刑務所内の それぞれの場所の意味が 理解できないからです。
刑務所に入って ただちに感じたこと
ボクは 南アフリカのネルソン・マンデラさんが閉じ込められていたロベン島にも 行きましたが、 このベトナムのホアロー刑務所の方が 暗くて 湿った感じがしました。 それが 最初の3分くらいで ただちに感じたことです。
脱獄
下水道の こんな小さな穴を通って 脱獄したそうです。
ボクだったら お尻が通らないと すぐに判るような幅なのですが、 腐った食事や 不衛生な環境などで 痩せ細っていたために通れたのだそうです。
下水の隣の壁に描かれる 当時の状況
この壁画から 顔を上に向けると 塀の向こうは サマーセット グランド ハノイ
妻 グエン・ティ・クワン・タイ 夫 ヴォー・グエン・ザップ
1941年 夫 ザップがベトナム独立同盟会を創設したため、妻はフランスに逮捕され獄死
小さい子供連れ 女性の囚人
あの奥にある円柱の容器はトイレ。 いかに不衛生だったか。不衛生すぎて病気になる人も。
移動式ギロチン
わざわざ囚人の生まれ故郷まで運んで使ったそうです。 見せしめですね。
壁画
外に出ると また壁画があり お線香が炊いてありました。
右から3番目の人 吊るされていますよね。 昔 拷問を受けた人の話を読んだことがあるのですが、この体制って 最初の数十分なら 誰でも耐えられるのだけど、 時間が経つにつれて 精神がおかしくなってくるそうです。 関節が変形する人もいるらしい。
塀から顔を上げると 隣は ホテル サマーセット グランド ハノイ
繰り返さぬ様に 意識を
学校でも職場でも 家庭でも、器が小さく、自信がない、しかし、プライドは高い。そんな人ほど 誰かをパワハラ、モラハラ、DVなどで支配するそうです。 そんな人たちは 幸せになっているでしょうか?
誰かに高圧的で汚い言葉を使った時、それを1番聴いているのは、その言葉を発している ご本人の潜在意識です。 そして その周りにいる人の潜在意識。 人間の97パーセントは潜在意識で出来ていると言われています。 だから 不幸って 周りや 子供、孫などにも 影響を与えるんです。 思考が移るんです。
100年先も 勝手に周りを幸せにする意識 大事にしたいものです。
こう話している今も 我々が どこかで 何気なく食べたコーヒーや ハンバーガー、炭酸飲料や、テーマパーク、美容品、キャラクターグッズなどに支払った お金の一部が 色んな形で支配に使われているかもしれません。 意識して 買い物して 生きましょう。繰り返さないために。
Tho Café
ホアロー刑務所で 色んな意味で 疲れたので すぐ近くのカフェへ。
Tho Cafe
店の前に こんな感じで 地元民が座っているカフェは だいたい外れない気がします。 それと あとはグーグルマップの星の評価と 直感で決めることが多いです。
店内は こんな感じ
ボクの席から 外を見ると こんな感じ。 やっぱりカフェの内装や 街のあちこちで フランスを感じます。そもそも カフェがフランスの文化ですが。
ブラックコーヒー 25000ドン 150円
Tho Cafe 入り口前の 小道
カフェを出たら 高級車が駐まっていた。
最近 ベトナムも 急に ピカピカの高級車が増えた気がするのはボクだけかしら? 一方で 少し大通りから離れると トタン屋根の家もあったりするわけで。
1990年 あたりの日本みたいにならないでね。 上手く伝えるの難しいけど。
ごちそうさまでした。 ありがとう。
散歩中に ひとりごと
Tho Cafeの近くに ハノイ駅があるので 歩いて行こうと思ったら、 その途中に クアン・スー(Chùa Quán Sứ)という寺があることを知り 寄ってみることに。
MAP Tho Cafe → クアン・スー 寺
クアン・スー 寺へ向かう 途中 ハノイ警察博物館の柵に貼ってあった畳くらいの大きな写真
博物館には 入りませんでしたが、 しばらく この写真の前で 立ち止まりました。
故ファム・バン・ドン首相とフィデル・カストロ
カストロさん 米国が破壊した街を視察に来られたのですね。
ここから先は ボクの ひとりごと
こうやって 悲惨な歴史のある国を 何度も訪れていると、
破壊が先か? 計画が先か?
よく考えます。 破壊するには 色んな道具が必要だからです。 その道具を たくさん造っている国は 道具が たくさん売れるほど 儲かりますよね? しかし それには 理由が必要になってくる。 だから その道具を たくさん使うような状況を 先に造っているのでは?と思えてしまう訳です。
その道具を造っている巨大資本を持っている側が テレビを買収していたら? どうでしょう? どんなに優秀なアナウンサーでも『わざと 破壊を造っている』などと 道具を造る側(スポンサー様)にとって不都合なことを発言できるでしょうか? そうなってくると、我々が 毎日 見せられている情報は
報道? 広告?
“過去50年間の ほぼ全ての戦争は、メディアの嘘の結果だった”
そう世界に伝えたジュリアン・アサンジさんは いまだに大国の手によって 閉じ込められたままです。 この現実を あなたは どう感じますか? ひょっとして、何も知らされてもいないから 感じることも、怒ることもできませんか?
もし あなたの大切な人が 薪拾いや 水汲みをしているだけで 上空から 破壊されたら? それを ニュースで流せないシステムになっていたら? どう感じますか?
どうか みなさん テレビのプラスチックの枠の外も 視る・知る ことを意識して生きましょう。知らぬ間に 破壊に 加担させられないために。
あなたが今 思っている その正義は 本当に正義ですか? あなたが好きな その有名人、キャラクター、ファッション、観光地、職業、恋愛対象、それらは 本当に あなたの自由意志ですか?
あなたが嫌いな大統領は 本当に そこまで悪い人ですか? 支配側に とって 都合が悪い人物だから そういうイメージに されてしまっていたりしませんか?
その思考、知らぬ間に テレビから、スポンサーから、支配側から、何度も繰り返し見せられたり、知らされたりする情報だったりしませんか?
ここまでが ボクのひとりごとです。
あなたは 異国を 散歩中 どんなことを考えておられますか?
クアン・スー寺(Chùa Quán Sứ)
クアン・スー寺(Chùa Quán Sứ)
無料です
塀の中に入った瞬間に 街の喧騒を忘れる感じが バリ島のホテルに似ています。 すぐに爽やかな気を感じました。 さっきまでいたホアロー刑務所の塀の中とは 波動が全く違います。塀の色は同じなのに。
この壁の すぐ向こうは 一般道です。 緑が多くて、壁が分厚くて高いから 落ち着くのかもしれません。 上の写真は 2階から撮ったものです。 会議室みたいな部屋がありましたが 誰もいませんでした。
本堂の周りを 1周 スローに 深呼吸しながら散歩します。
本堂の周りの通路から 本堂を見ると こんな感じ(左横から)
本堂 正面から
本堂前に 立つ女性
上の写真の右が 出入り口。 左に立たれている女性は 中に入る訳ではなく ここで手を合わせておられた。 うちの近所の神社にも 朝夕などに こんな感じで 祈っておられる人がおられます。 数分すると 深々とお辞儀をされ 帰って行かれる。
ボクは 子どもの頃から 勝手に こういう人の 心情を汲み取ってしまうような所が あります。 家で なんぞあったのか?とか 病気の人が家族におられるのか?とか DVを受けているのでは?とか。勝手に感じてしまうのです。 だから 人の多い所は 疲れるのかも。
先ほどの女性の 7〜8メートル後ろにも 別の女性がおられた。
ベトナム人の女性が 祈る姿は 姿勢が良くシュッとしていて美しい。 テーマパークに行くような感覚で神社や寺めぐりしている様な感じではない人は 何か雰囲気が違う。
全体的に 拝む時間は 日本人より かなり長めです。
ベトナム中部のダナンの 五行山へ 早朝に行った時も こんな感じで 手を合わせておられる女性が おられた。上下アディダスのジャージだったから 五行山の麓に お住まいの人だと思う。
ベトナム人女性は 食事中 かなりの確率でクチャクチャ音を立てて召し上がるし、 待ち合わせには 平気で2時間くらい遅れて来る。 しかし、麺は絶対に啜らなかったり、日本人よりも神人深いし、 驚くほど家族を大事にする。 なのに、温厚そうな女性が 街のど真ん中で 平気な顔で 相場価格の4倍以上の値段で 色んな物を売っていたりもする。 そのへんの違いが 面白い。
そんな風にクアン・スー寺で 色んなことを考えつつ 散歩させていただき 心が落ち着いたところで 次の場所へ。
ハノイ駅
クアン・スー寺を出て ハノイ駅へ 歩いて行ってみます。
こんな道を 歩いて行きます。
最初は この正面の建物がハノイ駅かと思いましたが、これはソビエト風のコンベンションセンターでした。Vietnam – Soviet Friendship Palace of Culture and Labour
MAP 現在地 → ハノイ駅
ベトナム駅前は 工事中のため グーグルマップ通りだと行き止まりになり、この様な小道を歩きました。
このアイボリー色の壁の向こう側は こんな感じ。 ハノイ駅を背に 撮りました。何が建つのでしょう。重機の右側が 先ほど歩いてきた小道。
すごいスピードで 色々 動いている感じがします。 すごいスピードで登ったあとは、すごいスピードで落ちることがあるから 気をつけてください。 嫌味で言っているのではなく 本当に そう思います。上手く伝えるのが難しい。
この工事現場から 180度 振り向くと ハノイ駅です。
やっぱりフランスっぽいですよね。 アイボリー色のあたりとかが。
駅の中から こちらを見ると こんな感じ。 ドン前に ベトナムのコーヒーチェーン ハイランズ コーヒーもあります。
1902年 フランス植民地時代に建てられたルネッサンス様式の駅です。 しかし、1972年 ベトナム戦争でも爆撃で この時計のある中央部が破壊されたそうです。 その中央部はソビエト様式で再建されて、爆撃されなかったアイボリー色の両側と組み合わせたそうです。
ハノイ駅の中は こんな感じ
ベトナム鉄道の路線
南北線 (統一鉄道)ハノイ ↔︎ ホーチミン(サイゴン)
ハノイ ↔︎ ラオカイ線
ハノイ ↔︎ クアンチエウ線
ハノイ ↔︎ ドンダン線
ハノイ ↔︎ ハイフォン線
国鉄の頃の 日本の駅を思い出す。
ホテルへ 帰ります。
さいごに
帰り道は 途中まで 散歩して 途中からバイクタクシー(Grab)で帰って来ました。
ちなみにバイクタクシー代金は 15000ドン(90円)でした。 全部 歩いて帰っても よかったのですが、旅先では タクシーを 上手に使うと 時間と体力を上手に使え、 犯罪に巻き込まれることも減りますので 上手に使いましょう。 でも 散歩で体脂肪を燃やすのも大事。 何事もバランスですね。
犯罪で 思い出しましたが、 ハノイは 街中での押し売りが 南部のホーチミン市と比べて 驚くほど少ないです。
このビールは 帰り道にスーパーで買った ボクの大好きなフィリピンのビール サンミゲルなのですが、ライチのマークが付いていたので 試しに買ってみましたが、 やはりライチは そのまま食べるのがいいし、 ビールは シンプルに苦いのがいい。
なんで 海外に 行くと こうやって 違うスイッチが入ってしまうのか不思議ですが、 このスイッチが 良い方に 働くことも あるんです。
本日も ハノイを旅している時に 脳内で考えていることなどを話してみました。
何らかの形で 誰かのお役に立てれば幸いです。
では また
おわり
ボクが 今 旅先に持って行く リュックはカリマーです
20リットルくらいのリュックが1つあると オプションツアーや、寺、バイクタクシーなどで、手が空いて 助かりますよ。
2〜3泊の旅なら 20リットルくらいのリュックで行くこともあります。 あの 飛行機を降りた後のターンテーブルを 通り過ぎる楽さを味わうと スーツケースが面倒に感じたりもします。
山でなく 街にも合うシンプルなデザインが好きです。 海外で 人混みでは 必ずスリ防止のため 前に 抱っこ持ちしてください。
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