ある日 ふと 台北に しばらく行っていないなあ と思い ひとりで 何も考えず ひさしぶりに台北へ行ってみました。 いつも通り 予定は全く立てずに宿だけ予約して行くスタイルです。
いつも利用している予約サイトは Booking.com です。 理由は 最初に海外の宿をネット予約したのが このサイトだったということと、 画面がシンプルで見やすいからです。
今回 台北でお世話になった宿は ビルをお客さんが泊まれるように改造したような感じのアパートメントでした。 こういうタイプの宿は 入り口が わかりにくく フロントも無く スタッフが 普通のホテルの様に 常に待ってくれていないのですが、それを除けば 普通のホテルより広くて快適な場合がほとんどです。 最近 世界的に このような宿泊施設が増えていますので 何かの参考になれば幸いです。
記事の内容は2019年1月あたりのものです。
入り口が わかりにくい素敵なアパートメント
この宿 入り口がわかりにくいんです。 数年前 ベトナムのホーチミン市でも似たような事がありました。その時はタクシーで 泊まる予定の宿の前を何回通り過ぎても 気づけず 空港から いつもの3倍くらいの時間が かかってしまい 運転手もイライラしてきて大変でした。
ひょっとして 今回 泊まる宿も 入り口がわかりにくいタイプかもと思い 出発前から グーグルマップのストリートビューなどで入り口の外観を調べてみました。 やっぱり調べて正解でした。 その入り口というのが これです。 どうですか? あなたは この外観を見て これから自分がお世話になる宿の入口だと気づけますか・・? なんだか町医者みたいですよね?(笑)
もっと宿泊施設名を 宿泊客のために 入り口あたりに わかりやすく表示できないものなのでしょうか? そうできない理由でもあるのでしょうか? それか、予約サイトなどに 入り口が わかりにくいことを大きくアピールして表記するとか。
ちなみに ベトナムで入り口がわかりにくかった宿の外観が下の写真です。 夜だったし植木で中が見えず、ちょっと大きめの家くらいに感じたので、普通のホテルを予約したものだと勝手に思い込んでいた僕は ここが自分が泊まる宿だとは気づけませんでした。 最終的には 宿に電話したら スタッフが外に出てきてくれたので 何とかなりましたが。
こういう出来事があってからというもの 自分がホテルを予約するときには どういうタイプの宿で、どんな外観かを確認するようになりました。 そういう意味では やはり誰もが知る大きなホテルほど探すのは楽ですよね。 ちなみに このベトナムの宿も 宿泊施設名は 門の右側にくらいに白いパネルが貼ってありますよね。 これだけです。 これでは わかりません。
到着したら チャイムで宿の人を呼ぶ
このアパートメントの名前は ブック アパートメント(Book Apartment) です。 気が向いたら泊まってみてください。 僕はお正月料金だったので 1泊11,800円でしたが、 普段なら その半額以下で泊まれると思います。 部屋は数えるほどしかなくて 人気があるので ご予約はお早めに。
宿の入口の鉄格子には鍵がかかっていたので チャイムを鳴らしたら 直ぐに この宿の若い男性が出てきてくれました。 だいたいの到着時刻を知らせておくとは お互いに無駄な気疲れが減るのでオススメです。 荷物を持って頂き 2階へ上がります。 エレベーターはありません。 予約証明のコピーとパスポートを見せたら もう それで受付終了!
2階の部屋へ案内される
とても広くて清潔な部屋です。 外観との差が笑えます。
まず 部屋で簡単な説明を聴きます
- 靴はドアの近くで脱ぐ
- 施設内は 全て禁煙
- バスタブは無く シャワーのみ
- 部屋の中は土足禁止 スリッパを
- 部屋の中の洗濯機、洗剤は無料
- キッチンは部屋には無く 共用スペースで
- 自分の部屋を含め ドアの鍵は3つ
- 部屋の清掃は僕が8泊する中間あたりに1回でした
共用スペース キッチンの使い方
このキッチンは 僕の部屋から7mくらいの場所で いつも外出する時は この場所を必ず通ります。
共用スペース キッチンの説明を聴く
- 食器は自由に使える
- 施設内は全て禁煙
- ティーパックのお茶は ご自由に
- 水道水は 絶対に飲まないで
- 浄水器の水は飲めます(浄水器の使い方は説明してくれます)
- 空き缶などのゴミは この部屋の外のゴミ捨て場へ
- LINEなどのSNSで いつでも管理人と連絡できるシステム(おすすめスポットなど質問を)
- 部屋に無料の洗濯機があるが、乾燥機付き全自動洗濯機(有料)は この部屋の隣にある
全ての説明が5分ほどで終わり 部屋にいると
チーズケーキを持ってきてくれました。 どうせ たいして美味しくないのだろうと思って 食べたら すごく美味しい。 ありがとう。 疑って すいませんでした。 コレ どこで売っているんだろう? もしかして手作りなのかな?
どうして普通のホテルではなく アパートメントに泊まるのか
余計なサービスがなくシンプル
普通のホテルのようにドアマンやフロントなどがいないから その人件費分だけを考えてみても かなり安くなる。 ちょっと近所のコンビニに買いに行くだけなのに 毎回 ドアを開けてもらい お辞儀されるのは ちょっと気が重いという人には 向いていると思います。
キッチンで調理できる
僕は海外へ行くと 外食も楽しいですが、市場やスーパーで買ったものを部屋で食べるのも大好きです。 例えば果物を切ったり、現地にしかないインスタントの麺類を作るだけでも立派な調理。 キッチンがあると 助かります。
毎日 部屋の掃除が来ない嬉しさ
海外へ来たからといって 毎日 早起きして オプションツアーなどに行きまくるタイプでない僕は 昼くらいまで寝ていたいことも よくあります。 寝るのも旅のうちなんです。 そうです変わり者の血液型ABです。 普通のホテルだと ドアノブに『静かにしておいて下さい』をかけておいたとしても、9時頃から 気を使ってしまうんです。
ちなみにロンドンのアパートメントに泊まった時は2週間 チェックアウトまで1度も 部屋の清掃はありませんでした。
もし シーツが汚れたら 乾燥機能付き洗濯機へ放り込めばいいだけの話です。
部屋が広い場合が多い
最初に言いましたが 余計なサービスが無い分 部屋が広い場合が多いです。
帰る時は 鍵を指定された場所に置き 立ち去るだけ
なんだか 恋人と別れる時みたいですが、 シンプルでスッキリしています。 すべてのアパートメントが こういうシステムだとは限りませんが 僕が泊まったところは こういうところが多いです。
普通のホテルできちんとチェックアウトすることが当たり前だった僕は、 最初 『本当に勝手に帰っていいのかな?』 って思いましたが、これまで1度も 問題ないです。
ブック アパートメント(Book Apartment)
住所 No. 1, Lane 106, Yitong Street, 中山区, 104
アクセス MRT松江南京駅から 300m 徒歩4分
まとめ
最後に このアパートメントを外から観た 写真を もう1枚。
室外機あたりが僕のいた部屋です。
この世には 外からでは 解らないことが たくさんあります。
たくさん お金を出し 表面的に立派なホテルでドアを開けてもらったり 毎日シーツやアメニティーを交換してくれることなどで満たされるタイプの人には このようなアパートメントは向いていないかもしれませんが、 そういう所に重点を置かずに 地元の人たちと なるべく同じ感覚で過ごしたい人には向いていると思います。
旅の愉しみ方は 人それぞれ。 よい旅を。
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