今から6年くらい前 僕はあたり前のようにタバコを吸っていました。毎日 毎日 多い時は2箱 40本くらい吸っていたと思います。 何かをする前に1本。 何かを終えたら1本。 空港で飛行機に乗る前は 一生懸命に喫煙所を探した後 まとめて数本。 電車やタクシーなどの乗り物から降りたら また喫煙所を探し 燻製になれそうな狭い空間で1本。 今 思えば『昔から ある文化だから 悪いことばかりじゃない』と自分に言い聞かせていたような感じがします。
そんな生活習慣を 心のどこかで止めたいと思いながらも、 酒の時のタバコは やっぱり美味いだとか、脂っこい料理で満腹になった後の たばこも美味いだとか、やっぱりタバコをやめるのは無理かな〜? などと頭の中でタバコをやめたい気持ちと、でも やっぱりタバコは美味いからやめれないっていう気持ちが 何度も何度も繰り返される日々を過ごしておりました。
ちょうど その頃 行った いつもの近所の歯医者さんの一言で 僕は あんまり無理せずにタバコが止められてしまったのです。 これまで何回 禁煙にチャレンジしても無理だったのに、 本当に今 考えても不思議なんですがタバコを止められたのです。 今回は その どうやってタバコを止めたのかを 経験したままにお伝えしたいと思います。
タバコをやめることができたキッカケは歯医者さん
今から6年前くらいの ある日 歯の具合が悪かったので いつもの様に近所の歯医者へ 僕は向かいました。 診察が始まり 僕は口を開いて おとなしくしていました。 歯の治療が始まって しばらくすると先生が僕に『けっこうタバコ吸う? タバコ止めてみる気ない? 僕もやめれたから』 とおっしゃったのです。
僕は『あ〜 やっぱり歯の裏側が汚いのがバレバレなのだ』と思いました。 歯医者さんは『僕 さいきん禁煙外来でタバコやめれたんですよ。 それが不思議で その禁煙外来した後は 近くにタバコを吸っている人がいても あ〜 良い匂いさせているな〜 吸いたいな〜 とか時々思ったりするんだけど、 なぜか吸わずにいられるんよ! なんて言っていいかわかんないけど タバコやめれると思うから禁煙外来に行ってみない? 僕の友達の優し〜い先生がやってるから是非』と言ってくれたのです。
僕は歯科医の先生に『禁煙外来やってみます』 と言いました。
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歯医者さんに教えていただいた病院へ禁煙外来に
歯医者さんで教えて頂いた病院へ 行ってみることにしました。 どうせ今まで 何度も禁煙に失敗しているのだから、今回は最初っから失敗して当たり前、 うまくいけば儲けもの くらいの感覚で 自分の身体で実験してみるくらいの感覚で行くことにしてみました。
その方が禁煙に また失敗した時のショックが少ないと思ったからです。 僕に禁煙外来をススメてくれた歯医者さんが あんまり自信満々で言われるものだから タバコを吸いながら病院へ向かったのを今でもハッキリと憶えています。
禁煙外来のできる病院へ到着 さて何をするのか? 成功できるのか?
歯医者さんに教えて頂いた禁煙外来のできる病院へ到着しました。 大きな総合病院とは違い 町の人に愛されている小さな病院。 受付を済ませ 周りを見渡すと ほとんどが高齢の人ばっかり。みんなジーっとテレビの画面を眺めていました。 ここで どうやって禁煙外来をするんだろう? 何をするんだろう? と思いながら自分の番を待っていました。
自分の番が回ってきました。 まず先生のおられる部屋の手前で看護師さんが持ってきてくれた一酸化炭素の濃度を測る装置に息をしっかり吹き込みます。 これで体内の一酸化炭素の量が分かるらしいんです。 タバコをたくさん吸っている人ほど数値が大きくなります。 僕は もう6年も前の話なので どんな数値だったかは忘れましたが、けっこう高かった記憶があります。
この時 思ったのは こんな便利な装置があるのなら、全国の中学校や高校は、この装置を使って定期的に先生も生徒も保護者も一緒になって体内の一酸化炭素の濃度をチェックすればいいのにと 思いました。
さて いよいよ 近所の歯医者さんが教えてくださった先生とご対面です。 10分くらいの ちょっとした世間話みたいな時間です。 まず先生が『どうしてタバコを止めようと思ったの?』と 僕『なんか良いことないですし、お金もいりますし、時々 山登りに行くんですが苦しいですし』と言いました。
そしたら先生が『どうしてタバコ止めるのよ 山の頂上まで登ったときの1本 美味しいじゃない? 本当に止めちゃうの?』 と まぁ こんな感じです。 そして この後 先生に処方して頂いだチャンピックスをいう薬を近所の薬屋さんで受け取って帰宅し この日は 全て終了。
その後は 禁煙に効く薬チャンピックスがなくなる2週間後くらいに また病院へ行き 体内の一酸化炭素濃度の量を測定し 先生と また世間話をする。 この繰り返しが3ヶ月くらい続くのが基本のスタイルだったと記憶しています。 3ヶ月のかかるのか? と思われる人もいるかと思いますが 本当に あっという間ですし、 ご本人が途中で止めることも可能です。 でも僕は途中で止めると またタバコを吸い始めてしまうような気がしましたので 結局 気がつけば3ヶ月間 禁煙外来しました。
禁煙補助薬チャンピックスの飲み方や副作用など
病院で言われた通り 近所の薬屋さんへ禁煙補助薬をいただきに行きました。 少し待った後 薬剤師さんから薬の説明をしていただきました。 薬剤師さんから話していただいた内容は『少し 頭が痛くなったり 気分が悪くなったりする場合があります。 変な夢を見る時があります。』ということでした。 なんだか少し 怖いですが、僕は 薬を頂き 家に帰りました。
先生にも薬剤師さんにも 最初の1週間は タバコを吸ってもいいと言われたので 僕はタバコを吸いながら家に帰ったのを憶えています。 無理せずにタバコを止めれたら儲けもんだくらいに思っていたので あえてタバコを吸える期間は吸ってやりました。(笑)
禁煙補助薬チャンピックスを飲んだ時の効果や副作用
タバコをやめたいので禁煙補助薬チャンピックスを飲み始めました。 飲み方は 禁煙1〜3日目までは0. 5mgを1日1錠、 禁煙4〜7日目は0.5mgを1日2錠、 禁煙8日目からは1mgを1日2錠みたいな感じです。 8日目までは 少し ややこしいですね。 これは身体をならすためだと思われます。
薬を飲み始めで 数日が経ったころから 少し頭痛が起こることがありました。 気分もすこし悪くなることがありました。 どちらも我慢できないほどではなく少しです。 そして直ぐにおさまります。 僕の場合は その気持ち悪さで なんだか どんどんタバコを吸いたくなってきたような気がします。 どんな気持ち悪さかと言うと、コーヒーを飲みすぎた時みたいな感じです。
そして変な夢も何度も見ました。 どんな夢だったかは忘れましたが、例えばピンクの象が空を飛んでいるような ほとんどがシュールな夢だったように記憶しています。 禁煙外来の時に先生や薬剤師の人がおっしゃっていたのは このことか っと直ぐに気づきました。
あっという間に 薬がなくなり再び禁煙外来の日がやってきました。 前回を同じ様に体内の一酸化炭素の濃度チェックからスタートです。 数値は忘れましたが たった数日間ほどで かなり一酸化炭素濃度が下がっていました。
僕は先生にも薬剤師さんにも 変な夢の話をしました。 どちらも爆笑してくれました。 病院では看護師さんまで笑ってくださり。 薬屋さんでは僕に薬を渡してくださる薬剤師さん以外の人たちも笑ってくれました。 こんな風に薬がなくなったら また体内の一酸化炭素の測定と世間話をするくらいの感覚で あっという間に3ヶ月が過ぎました。
タバコを止めるために禁煙外来に3ヶ月通った効果と費用は
あっという間に禁煙外来を初めて3ヶ月が過ぎました。 もう その頃にはタバコのことを考えることもほとんど無くなっていました。 時々 あ〜タバコ吸いたいな っと思っても なんか吸わずにいられるんです。 この感じは説明しにくいのですが、明らかに今までの禁煙の時とは違う感じがしたのを憶えています。
6年くらい経った今も その感覚は同じで 時々 あ〜タバコ吸いたいな〜 っと思ったりすることがあるんですが、 なんか 無理なく その気持ちが直ぐに収まるんです。
禁煙外来にかかった費用は2万円くらいでした。 たった2万円で この先 ずっとタバコを吸わずにいられたら安いもんですよね? もし このブログを読まれ 自分もやってみようと思われた人は是非。
まとめ
本当は 薬は あんまり使うのは好きじゃないです。 どんな薬にも必ず多かれ少なかれ 副作用があるからです。 しかし これまで 何回も禁煙に失敗してきた僕は 今回は薬に頼ってみることにしました。 この禁煙補助薬チャンピックス 僕の場合は よく効きましたが、個人差があると思いますので 使用される時は よく考えて医師ともよく話された上で ご使用ください。
タバコをやめることができた今 思えば 僕はタバコが好きだったのではなく 好きだと思い込まされていたような気がします。 これは中毒といわれるも全てに言えると思います。 タバコに関して言えば、 タバコを吸う→ 脳で快楽物質が出る。 → だから またタバコを吸いたくなる。→ この繰り返し。 要は 脳に悪い餌を与えなければいいんです。 おそらく 砂糖やコーヒーなども同じだと思います。
これからは 脳を健康的に興奮させられる引き出しを増やしていければな と思っております。
それでは また お会いしましょう。
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