バリ島が1年で1番 静かになる日 ニュピに行ってみた

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2019年3月 バリ島のウブドへ ニュピを味わいたくて行ってきました。 ニュピと言われても 何?って感じの人も おられると思います。 今回は その時のことを お伝えしたいと思います。

目次

バリ島のニュピ(Nyepi)とは 

ニュピ(Nyepi)とはバリ・ヒンドゥーのお正月です。 この日は外出も、働くことも、灯りをつけることも、動物を殺すことも禁止です。  1日 静かに瞑想し 世の中のあらゆるものに感謝をして 平和をお祈りする日。 たとえ観光客であっても ホテルの敷地から外へは出ることができません。

飛行機の離発着も禁止されるので  空港も閉鎖されます。この日はバリ島へ飛行機で来ることができません。  ニュピの時にバリ島にいるためには ニュピ前日のオゴオゴで交通規制が始まるまでに バリ島のホテルに到着してください。 交通規制が始まったら 車は動きません。

僕は余裕を持ってニュピの前日のオゴオゴよりも さらに1日早い 3月5日にバリ島のウブドのホテルに到着することにしました。

ニュピの日は毎年 太陰太陽暦(サカ暦)をもとに決まります。
2019年は 3月7日 am6:00 〜 3月8日 am6:00でした。  毎年 3月 4月ごろです。

トリバゴ

インドネシアのバリ島まで 行き方は

僕がいつも利用する中部国際空港からだとバリ島までは直行便は無く、どこかの空港を経由して行くことになります。 北京、広州、フィリピン、マニラ、シンガポールなど色んな経由地がありましたが、僕はバンコク経由でバリ島へ行くことにしました。

新しいパスポートになってから初めての海外です。 どうして5年用パスポートにしたのかは こちらに書きました。 よろしければ読んでください。

僕が さいきん航空券を手配する時に よく利用しているのはトラベルコです。 バリ島までの往復 航空代金は税金や事前座席指定代7500円込みで約8万円でした。 むかしは絶対窓際だったのに もう最近はトイレに近い通路側をお金を出してでも指定するようになりました。

24:30に中部国際空港を飛び立ち  5:10にバンコクへ到着 バリ島へ向かう飛行機の離陸時刻は8:50 3時間半くらい時間があるので 早朝から朝日と一緒にカオマンガイとタイビール。空港で観る朝日って 気持ちがいい。

いつも空港の中は高いと解っているのに飲み食いしてしまう。 現地に着いてから 何でも 好き放題 食べられるのに。 テンションは満腹中枢を麻痺させるのでしょうか? 空港内で色んな国々の人間ウォッチングをしていたら 3時間半など あっという間です。 定刻通り バリ島行きの飛行機に乗り込み出発です。



バリ島 ウブドのホテルに到着

バリ島の空港へ14:15に着陸。 10年以上 バリ島には来ていなかったので空港がキレイになっていることに驚きました。 ATMで現地通貨を引き出しホテルへ向かうことにしました。 むかしはトラブルが よく起こっていたらしいGrabタクシーも 今はバリ島の空港から使えるようになったそうですが、今回は空港で申し込んだタクシーでウブドのホテルへ。 50分くらいで到着。

僕の部屋は このガネーシャの後ろ。 フロントから植物に囲まれた階段を1分くらい下ったところです。 毎日 知らない間に 僕の部屋の前や ガネーシャにホテルのスタッフがお供え物をしてくれていました。 お香の香りが安らぎます。

ニュピで外出できない日があるので 少しイイ部屋にしました。 部屋の前の池では鯉が泳いでいます。 水の音に癒されます。 森林浴し放題。  バスタブは足がとどかないくらい長い。 これで1泊8300円なら いいと思いました。

プールも ほとんど貸切でした。 ビールやワインを持っていって プールサイドで飲んでました。 このホテルはアラムディニ リゾート ウブド(Alamdini Resort Ubud)です。  賑やかな場所から徒歩10分ほど離れた場所にあるので静かですよ。



ニュピ前日の オゴオゴって何?

オゴオゴとは ニュピの前日のお祭りパレードのことです。 村ごとに お供え物をして  悪い神さまを祀って この世のプラスとマイナスのバランスを取るのです。 大きな化け物の人形が街を練り歩き 土地に住み着いている目には見えない魔物を引き寄せて 海まで連れていき焼くのです。  それで穏やかな正月を過ごすことができるということです。

朝 ホテルのレストランでグァバジュースと朝食を頂き さっそく街にオゴオゴを観に行くことに。 このホテル 毎朝 5種類くらいの中から 1つ ジュースを選べれるんです。 その場でジューサーで作ってくれます。

ホテルから10分ほど歩いたウブド王宮の前の大通りに来てみると 子どもも大人も みんな楽しそうにオゴオゴの準備をしています。 交通規制も始まり 車やバイクの渋滞も夜に向けて徐々に始まります。 お店も 明日のニュピに向け 次々と閉まっていきますので  大事な買い物は先に 済ませておくといいでしょう。 でもニュピ前日のオゴオゴの日は よる10時頃でも まだチラホラ コンビニ営業していました。

化け物の山車の方が 車よりエライ。 山車を移動させるため 交通規制で止められるバイクや車の運転手は 当たり前であるかのように文句など言いません。

女性たちも お供え物を持って集まってきます。 本当にバリの人って歩く姿が美しい。 

女性たちが 頭から水をかけて清めていました。 観光客は ここから中へは入れません。 この場所で 欧米人がバリ島の管理人と言い争いになっていました。 どうやら中に入れろと言っていた様です。 その国のルールに従えない人を観ると悲しい気持ちになります。

日が暮れてくると お祈りが始まりました。

このあと 化け物の姿をした 大きな人形のパレードを待っていたのですが、雨が降ったせいか なかなか始まらないし すごい人なので 僕は 疲れてきてしまい。 ホテルに帰ることにしました。

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ニュピの日 ホテルでの過ごし方は?

ニュピの日の朝が やってきました。 とにかく静かです。 あれ なんだ昨日と何も変わらないじゃないか? と思いテレビをつけると。 なにやら 長いメッセージが。 スマホで写真を撮ってグーグル翻訳でスキャンして翻訳してみると バリ島全土で明日8日のam6:00まで テレビの放送しませんと。

あ〜 ニュピなんだ! と思いました。 徹底していて素晴らしいですよね。 日本にも こんな日が 1年に1回くらい あってもいいですよね。 さて朝食を食べに行きます。 ホテル内のレストランは いつも通り利用できます。  ホテルの敷地内から出なければいいとホテルのスタッフに教えていただいたので  朝食を食べる前に 道路の手前まで行ってみることにしました。

誰も いない。 しーーーーーーーーーーーーーん。  ニュピです。

ニュピの日の朝ジュースは ドラゴンフルーツにしました。 これも美味しいですが ちょっと酸っぱい。 だから砂糖入っているのか?  僕は やっぱりグアバのほうが好き。

さて 部屋に帰って 何もしない贅沢な時間の始まりです。 ニュピが終了する 明日の朝6:00まではホテルの敷地から外へは出れませんが、部屋のシーツ、バスタオルの交換などの掃除は来てくれますし、プールの利用やルームサービスなども利用できますので お腹が空きすぎて困ることはありませんので安心してください。

レストランから部屋に帰る道。 みんな いつも笑顔で挨拶してくれます。『なにか困ったことない?』と言ってくれます。 そして よく働く。 いつも掃除している。 バリ島の人は歩く姿が本当に美しいですね。 男性もキラキラした目をしています。

部屋に帰り 一旦 ベッドに横になったあと 部屋の前の池の鯉を ゆっくりと眺め お庭をお散歩。 とても静かで とても贅沢な時間です。 鳥の声と 水の音と 風の音しか聴こえてこない。

このあと 時間がたっぷりあるので 白のビーチサンダル(ギョサン)を歯ブラシで磨き。 ゆっくりお風呂でビールやウイスキーを飲み。 お腹が空いたのでルームサービスでナシゴレンを頼みました。 300円のナシゴレンを男性2人で持ってきてくれて こんなに良くして頂いて いいのかな? っていう感じでした。 味も すごく美味しかったしボリュームもありました。 毎日 このナシゴレンでもいいくらいです。

本を数冊 持って行くのも いいかもしれませんね。  とても静かなので ゆったり読めます。

真っ暗で足元も見えないニュピの夜

読書したり プールサイドでぼーっとしたり、 静かな時間を楽しんでいたら あっという間に夜がきました。 星がすごく綺麗だとインターネットの情報で知っていたので 部屋の外でへ出てみました。 そしたら 真っ暗で 自分の足もみえません。 部屋に帰れなくなると困るので 少し部屋のドアは開けたままにしていました。

しばらくすると 目が慣れてきて 少し周りが見えてきたので 空が見える所まで 歩いていきました。 しかし この日は 天気が悪く 素晴らしい星空を観ることができませんでした。 でも 電気が消えるってこういうことなのか。とか  誰も動かないと こんなに街が静かになるのか。とか とてもいい経験ができたと思います。  ニュピの時は 周りに光が漏れない 小さな懐中電灯が1個あると とても助かると思います。

 

 

 

 

 

まとめ

いつも当たり前のように使っている 電気、バイク、車、スーパーマーケットのない暮らし。 たった1日ですが こんなに静かなの?って驚きました。 日本にいると 24時間 いつでも どこでも買い物ができますが、それって本当に幸せなことなのでしょうか?  そんなことを考える旅でした。

すべてのものには神が宿っているというバリ島の考え方を見習い 自然を大事に生活していこうと改めて思いました。



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この記事を書いた人

時々ひとり旅に行きます。海外では 日本の常識が非常識なことに気づかされます。あなたの知っている常識は 地球の何パーセントですか? その正義、欲しいもの、悲しさ、嬉しさ。それは本当に あなたの自由な意思ですか?  造られた美しい場所よりも、その土地の香りを感じる路地裏とかを歩くのが好きです。

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