前回 十分の続きです。 約1時間 滞在したランタンで有名な街 十分(シーフェン)から タクシー相乗りで 千と千尋の神隠しのモデルと言われている九份まで 約40分の移動です。 前回の十分の記事は こちら よろしければ どうぞ。
なんで相乗りなのって思われる方もいるかもしれませんが、 タクシーのいそうな場所へ歩いて行ったら すでにタクシーには他の人たちが数人 乗っていて 自動的に相乗りでした。 相乗りが嫌な場合は 断ってもいいと思いますが、料金は相乗りよりも高くなりますね。
それにタクシーも たくさん いる訳ではないので できるだけ相乗りにご協力したほうがいいような空気感でした。 たった40分くらいの辛抱ですし。
十分からタクシー相乗りで九份へ
タクシーの運転手さんに車内で何度も 『帰りはタクシーつかまらないから 台北まで送ろうか?待っていようか?』と言われましたが お断りして 相乗りのみなさまとは ココでお別れです。
すこし歩くと 見晴らし台 みたいな所があったので 少し階段を登ってみると 潮の香りがして 暗くてあまり見えないのですが、眼下に海が広がっているのが うっすらと分かりました。 昼だったら キレイだろうなと この時 思いました。
そうです。千と千尋の神隠しのワンシーンの様に 提灯が美しく観れる夜は暗くて 海はほとんど見えないんです。 時間に余裕のある方は 素敵なホテルもたくさんありますので 泊まりで来るか、日が沈む前に 到着すれば 海を眺める景色も楽しめると思います。 この時 時刻は19:00を少し過ぎた頃でした。
九份の迷路のような細い小道を歩き レストランでビール
コンビニ セブンイレブンあたりが入り口の目印です。 分かりやすかったです。 たくさんスマホで写真を撮っている人がいる階段の途中に千と千尋の神隠しの湯婆婆の屋敷のモデルと言われている お茶屋さん阿妹茶樓・阿妹茶酒館はあります。
目印のセブンイレブンから 少し小道を歩き始めると あっちも こっちも千と千尋に観えてきます。 両側には甘いものや辛いもの 置物 お土産 カラスミ、色んなものが売られています。 ランタンを飛ばせる十分よりも だいぶ人が多いです。 しかし ムードがある。ノスタルジックという言葉がピッタリです。
たくさんの人の中 みんな素敵な風景を見つけると 立ち止まって 肉眼よりもスマホのカメラ越しに 一生懸命シャッターを押している。 自分の目で観る時間も大切にね!
いい雰囲気のレストランを見つけたので お腹も空いたことだし入ってみました。
WORLD ORDERが九份でダンスしているビデオを見つけました。 すごい! あんなに人が多いところで スーツに革靴にネクタイで 涼しい顔して よく やったなと思います。 汗かかない方法 教えて欲しい。
ビールと炒飯を注文しました。 十分から たくさん歩いた後なので 美味しかった。 レストランの名前は忘れましたが 下を歩いている人たちをウォッチングしながら食事ができる素敵なお店でした。
湯婆婆の屋敷のモデルと言われている お茶屋さん阿妹茶樓・阿妹茶酒館を探す
ビールとチャーハンのあとは 散歩しながら湯婆婆の屋敷のモデルと言われている お茶屋さん阿妹茶樓・阿妹茶酒館を探します。さっそく やらかします。 あとで気づいたんですが、 僕は さっきビールを飲んだレストランを出た後すぐ阿妹茶樓・阿妹茶酒館の写真を撮っていたのです。
とういうことは目の前に目的のお店があったという訳です。 遠くから眺めれば解るけど、近すぎると気づかない。 この時は19:50くらいです。 あと1時間くらいで飲食店は ほとんど閉まってしまいます。 お土産やさんは もっと早い19時くらいから閉まり始めます。
このあと 方向音痴な僕は 10分くらい この階段をウロウロしたあと やっぱり ココが湯婆婆の屋敷だと気づきます。 僕の場合 あっちにも こっちにも提灯が たくさんあるから みんな湯婆婆の屋敷に見えてしまうんです。 普通の人は もっと早く気づけると思います。
おもいっきり阿妹茶樓って書いてあるけど阿妹茶酒館とは書いてないので 勝手に別の店かと思っていたのも気づくのが遅れた理由。阿妹茶樓・阿妹茶酒館から見て 階段を挟んで向こう側に たくさん写真を撮っている人がいたので そこへ言ってみると 下の写真の ネットや雑誌で観たアングルだったので やっと気づけました! この僕が写真を撮っている すぐ後ろにはベストポジションで阿妹茶樓・阿妹茶酒館を眺められるお店 海悦楼茶坊 があります。
湯婆婆の屋敷のモデルと言われている 阿妹茶樓・阿妹茶酒館の中から その海悦楼茶坊を撮った写真を下に貼っておきます。 湯婆婆の屋敷の素敵な写真を撮りながら お茶したい人は是非。 すごい人なので 絶対に ここでお茶を飲みたい人は予約してから行ったほうがいいかもしれません。
海悦楼茶坊の良い動画がありましたので貼っておきます。 お茶の内容は湯婆婆の店と ほぼ同じ。
むかしは この辺りでも 鉱物がたくさん獲れたのですね。 銅像がありました。 お家に帰る前には 金などをポケットに隠し持っていないか ボディチェックとか ありそう。 たぶん
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湯婆婆の屋敷と書いてある お茶屋さん阿妹茶樓・阿妹茶酒館に入ってみました
さあ 入ってみましょう。 赤が素敵な入り口。 こういう赤は好き。
提灯が いい感じです。 お一人様も 気軽に入れます。
屋上の角の席に案内されました。 とても見晴らしがいいです。 今度は提灯が下に見えます。 屋上は屋根のある席と 屋根のない席がありました。 明るい時間に来たら 海が一望できると思います。 ふもとのほうに 海や灯りが うっすら見えました。 海までは1kmちょい離れている感じ。
ほとんどの人は このお菓子とお茶のセット 300NTD(約1050円)に自動的になる流れのようでした。 もちろんメニューから自分でオーダーすることもできます。
お店のスタッフが 70%くらいの日本語で 親切にお茶の入れ方を教えてくれます。 いつも 思うのですが1回目の湯は茶葉を洗うだけで すぐに茶器にかけて 捨ててしまうのを もったいなく感じるのは僕だけでしょうか?
最初はお店のスタッフさんが やってくれますが、2杯目からは 自分で好き勝手に入れましょう。 すぐ近くに 自由に使える熱湯の入ったヤカンもあります。 1杯目 2杯目 3杯目 と飲む度に 茶葉の蒸らし時間も 20秒 30秒 50秒 と増やしてください。
本当に香りがいい。 1時間もいれば 十分に満足できるでしょう。
- 阿妹茶樓・阿妹茶酒館
- 営業時間 8:30 〜 24:00
- 最終入場 22:00
九份の飲食店は21時には ほとんど閉まります
阿妹茶樓・阿妹茶酒館で シッカリと40分くらい お茶とお菓子と夜風を楽しませて頂き お店を出たら 時刻は21時前。 僕が さっきまで座っていたのは あの赤い看板のあたり。 ごちそうさまでした。
お店のシャッターが閉まり どんどん人も 少なくなっていきます。 全ての飲食店が21時に閉まってしまう訳ではありませんが 9割くらいは閉まってしまいます。 お土産やさんは19時頃から閉まり始めます。 でも この人の あまりいなくなった九份の小道 疲れないから僕は けっこう好きです。
九份が1番 お客さんで賑わう時間は18時~20時頃です。 賑やかなのが 好きな人は その時間に来られてはいかがでしょうか? ライトアップは日が沈む1時間ほど前から 21時くらいまでらしいです。 食事して お茶屋さんで まったりして 2〜3時間くらいの滞在が一般的だと思います。
いつだったか清水寺の手前の清水坂あたりに 夜遅く行った時に 誰もいなかったことを思い出しました。昼の あの人混みが嘘の様でした。 お店は閉まっているけど 人混みが苦手な人は 21時過ぎの九份の お散歩はオススメです。
僕は 次回は泊まりで 早朝 まだ観光客が来る前に お散歩するのもイイなと思いました。 どんな観光地でも言えることですが、 有名な写真を撮る場所は 行列が出来ていることも珍しくありません。 ですが、深夜や早朝だったら 写真だって取り放題です。 ポイントは人と違う時間に動く です。
スマホのGPSを見ながら 迷路のような小道を タクシーを降りたコンビニの近くあたりまで歩き Uberを呼ぶことにしました。
九份から Uberで瑞芳駅まで行き 電車で台北へ帰る
バス、タクシー、Uber、電車と 色んな帰り方があるのですが 僕は Uberで近くの瑞芳駅まで行き そこから 台北まで電車で帰ることにしました。 ちなみにタクシーで台北までは1台1000〜1200NTD(3900円前後)です。 ぶっちゃけ コレが1番 楽です。 元気が残っていれば どこかの夜市で降ろしてもらうのもいいですね。
ちなみにバスは すごい行列でした。 十分から 九份へ送ってくれたタクシー運転手さんは 九份で遊んだ後はタクシーつかまえにくいって言っていたけど Uberを呼んだら6分で迎えに来てくれました。
Uberは10分ちょっとで瑞芳駅へ到着。
瑞芳駅前でUber降りたら すぐにスマホへメッセージが届きました。 そこには 料金は147NTD(約520円)と書かれていました。 ピカピカの車で とても優しい運転手さん ありがとうございました。
瑞芳駅から松山駅までは 台湾鉄道(TRA)で行き 松山駅からはMRTで僕の宿泊しているホテルの近くの松江南京駅まで 4駅です。
松山駅には饒河街夜市があります。 士林夜市の次くらいに有名な The 台湾って感じの夜市です。 僕は台湾の夜市でココが1番好きかも。 駅のすぐ前だし。 市場が1本道でシンプルだし。 味も雰囲気もイイし。 元気の残っている人は 寄っていってください。 たぶん もう そんな元気は残っていない人が ほとんどだと思いますけど。
僕は とても そんな元気は残っておらず 夜市には寄らずにホテルへ帰ってビール飲みました。
台北 松山駅から猫村・十分・九份へ 日帰りマップ
十分から九份へ向かう車内で檳榔(ビンロウ)の実を美味そうに噛むタクシー運転手さん
やはり台湾 タクシーの運転手さんは ずっと運転しながら ビニール袋の中から出した檳榔(ビンロウ)の実をクチャクチャと 美味そうに噛んでいた。
ビンロウとは 嗜好品で 実の成分に少し興奮する成分が入っている。 石灰をかけて噛むと さらに興奮する成分を活発にさせるらしいです。 タバコやコーヒー、アルコールのように生活に支障のない程度のドーパミンが出るのかな?
噛んでいると唾液が赤くなってくる。 口内の粘膜から成分を吸収しつつ 唾液は ペって吐いて また噛んで また ぺって吐いて その繰り返し。 南国で歯が赤い人を見たら まずコレです。
助手席に座っていた僕に 運転手さんは『噛んでみる?』って言ってくれたけど、 僕は パラオで何度か噛んでみたことがあるので断りました。 バナナの皮みたいな味です。 正直 何がいいのかサッパリわかりません。 ちなみにパラオでは おばちゃんも よく噛んでいます。
そもそも台湾の九份は 本当に千と千尋の神隠しのモデルなのでしょうか?
夢を壊すようなことを言って 申し訳ないのですが、 映画やドラマがヒットすると どこからともなく 『ウチがモデルの地だ』とか『いや いや 舞台になったのは こっちだ』とか色んな説が飛び出てきますよね?
例えば どこかに ただの 古い小屋があったとします。 近所に住んでいた人が 軽い気持ちで『この小屋に触れると祟りがある』と冗談を言ったとします。 その後 その冗談を言った人が 急に どこかへ引っ越したり、 亡くなったりしたら その小屋は ただの小屋から 祟りのある小屋になってしまう可能性がある。 意外と 噂って そんな感じで広がったりして と思ったりもします。
ちなみに 千と千尋の神隠しに関して言えば 僕が台湾の九份という場所を知るまでは 真っ先に頭に最初に浮かんだのは 愛媛県の道後温泉だったりします。
まあ とにかく のんびり一人旅なので 本当かどうかは別として たくさんの人が訪れている地なのだから 何か他にも魅力があるに違いないと 軽い気持ちで観に行ってみよう。 そんな感じで向かった台湾の九份でした。
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