前回 その③では
・壁紙 貼り
・洗面台の板を買いに
・洗面台 組み立て
・洗面ボウルが届く
・洗面台にホルソー(穴あけ器具)で穴あけ
そのあたりまでを お伝えしましたが、
今回の その④では 洗面ボウルに混合水栓の取り付けで最終回です。
それでは はじまり はじまり。
混合水栓を買う
これまで使っていた水栓は お湯と 水が別々のものでした。 下の写真が それです。 今度 水栓を交換する時は 絶対に混合水栓にしようと数年前から思っていました。
ネットで色々 どれにしようか勉強していた頃、 こんな動画を見つけてしまいました。 水道工事のプロのYouTubeです。 簡単に言ってしまうと TOTOとLIXIL(昔のINAX) TOTOの方が 圧倒的に故障が少ないそうです。
※あくまで この人の感じた感想なので この人を責めないでください。
それで 僕が選んだのは このTOTO TL432ER シングル混合水栓 です。
価格ドットコムで調べたら ネットの方が かなり安かったので ネットで買うことに。 その時は楽天が1番安くて2万566円だったのですが、 こういう物はタイミングや、買う お店によっては その2万円の倍くらいする場合も普通にありますので、色んなお店の値段をチェックしてみてください。
混合水栓は 洗面ボウルに開いた穴に取り付けるタイプと、 洗面台に取り付けるタイプがあります。 洗面台に取り付けるタイプは 接地面(洗面台)から水の出る蛇口までが長いです。 ですので 混合水栓を買う時は 寸法の確認をイメージすることを忘れずに。
※ネットの写真だけで選ぶと 後悔します。
例えば、 僕が選んだ洗面ボウルに取り付けるタイプの混合水栓 TL432ER は接地面(洗面台)から蛇口までの高さが72ミリですが、
例えば、洗面台(板の上)に取り付けるタイプの TOTO 混合水栓 TLG11305J だと 接地面(板の上)から蛇口までの長さが196ミリになってしまいます。
洗面ボウルの高さの分くらい長くなると言うことです。
こういう 蛇口までの高さが長いタイプの混合水栓を購入される場合は、 洗面ボウルも独立した 混合水栓 取り付け用の穴が空いていない商品を購入する必要があります。
例えば こんな洗面ボウル
洗面ボウルと混合水栓が一緒のタイプにするか、分けるかは 好みの問題ですが、 僕の場合は、 洗面ボウルに最初から穴が空いている商品なら 穴あけの失敗をしなくて済むという考えと、 結局 混合水栓と洗面ボウルの間に水たまりが出来るんじゃないか? と思いとで 現実路線で洗面ボウルに混合水栓を取り付けるタイプの方にしました。
ですが、 今となっては どっちでも 良かったと思っています。 水栓と洗面ボウルが別々だと 見た目がスッキリして オシャレな感じがする良い面もあると思います。
本当に これは 好みの問題だけの話だと思います。
TOTO 混合水栓が届く
楽天の最安値の店で買ったからなのか? 到着までに4〜5日 かかりそうなので、 洗面台に穴を開けて のんびりと待つことに。 上の写真の今 穴を開けている所が 混合水栓の穴。 手前が排水の穴です。
たしか、僕が買ったホルソーセットの いろんな直径の中でも 1番直径の大きな75ミリで穴を開けたと思います。 どのくらいの穴が必要かは 購入した洗面ボウルの図面に載っています。
空きました。 やはり この穴あけ作業の時だけは この14.4ボルトのドリルが もう少しだけパワーがあればなあ。 と思います。 しかし、 こんな穴あけ作業は 滅多にないことなので 僕は この14.4Vのドリルで良かったと思っております。
そうこうしていると 混合水栓 届きました。
歳をとると数日が速い。 1年が速い。
25歳を過ぎたあたりで 本当にUFOに さらわれて 15年くらい年がワープしたんじゃないか? と半分くらい本気で思うことが時々 あります。(笑)
混合水栓を 洗面台に取り付ける
洗面ボウルの裏から観ると こんな感じ。 なんか動脈の手術みたいで ややこしそうですが、 大丈夫
青 → 冷水
灰色 → 温水
銀色 → シャワー
です。 途中で切れているホースは シャワーの銀色のホースを つなぐだけ。 いたってシンプルです。
高い工具は 買わなくていい
説明書を読んでいたら 上の写真の中央あたりのT字の工具【TZ40L】が必要だというような内容が書いてある。
要するに、 混合水栓から伸びているホースが邪魔で 金色の締め付け金具にスパナが届かない。 それを届きやすくする工具です。
アマゾンで検索したら3180円もする。
高い! なんで そんなにするの?
結局 僕は この工具 書いませんでした。 これから どうやって その工具【TZ40L】を買わずに作業をしたのかを お伝えします。
その方法は スパナを縦に傾ける です。 ただ それだけです。
上の写真の金色の金具を締めるだけの話なので、 スパナを斜めに傾ければ 周りのホースは邪魔ですが なんとか金色のナットを締めることができます。 もう少しで これだけのことに3180円の買い物をする ところでした。
冷水・温水のホースをつなぐ
※ この先 ホースと言ったり パイプと言ったり ややこしいですが、 全て水道の通る管のことです。 察してください。
元栓を閉めても どうしてもホースの中に残っている水は流れ出てきますので、水栓の作業をする時は この様に洗面器やタライなどの容器を準備してください。
※ そうしないと 床が水浸しになります。
まずは 冷たい水のホースから つなぎます。
この壁から出ている水道パイプに 新しく買った混合水栓の青のホースを つなげれば完成です。 壁から出ている水道管のネジ部分に巻かれていた水漏れ防止のシールテープや汚れをブラシで掃除します。 水漏れの原因になりますので、 これは必ず やってください。
この作業が終われば パイプのネジ部分に 新しいシールテープを巻いてから 他のパイプと つないでください。
(下の写真 上) 今までの使っていたフレキホースは少し長いし、 もう古い。ひょっとしたら もう死ぬまで交換することが無いかもと思い 1298円の高級品を買ってきました。
ちなみに これまで使っていたような普通のタイプのフレキホースは300円くらいでした。 ぶっちゃけた話、別に わざわざ高級品を 買わなくても コッチでも十分だと思います。
そして ホースの連結部分が凸凹(デコボコ)ではなく 凹凹(ボコボコ)になっているの分かるでしょうか? これでは連結できません。 しかし、 こういう時は、良い部品があるんです。
コレです。
このフレキパイプ用ニップルを 凹(ボコ)と凹(ボコ)の間に挟んで、新しく買った混合水栓と、壁から出ているパイプを繋げることができました。
ホームセンターへ行けば こんなに色んな部品を売っていますので、ほとんどの問題は解決できると思います。 探してみてください。 知識も増えます。
色んなサイズがありますので、 部品の寸法を測るか、手に持ってホームセンターへ行かれるのが良いと思います。
つづいて温水です。
この床から出ているオレンジ色のパイプが 温水です。
3.11の大地震の後 何でも かんでも電気に頼る生活を疑問に感じていた頃、ちょうど電気温水器が壊れたので、 ガズ温水器に交換したのですが、 そのガス温水器のスイッチ部分は電気なので あんまり意味なかったかも(笑)
話がそれました。
さて こちらの温水は水道パイプの長さは 丁度いいのですが、 混合水栓(蛇口)と床から出ているガス温水器側とのパイプの連結部分の直径が合いません。
そんな時でも 良い部品があるんです。 コレです。 部品名は忘れました。
この部品を温水器側のパイプと 混合水栓のホースの間に挟めば
終了です。
まとめ
長文なので4回に分けてブログでお伝えしましたが 最終回です。
誰かの お役に立てれば幸いです。
他の仕事を しながらですので 1回の作業が3時間くらい。 それ以上は 集中力が持たないし どうしても雑になるし、怪我に繋がるので、 あえて3時間以上は作業しないことにしました。 作業しない日もありました。 全部で1ヶ月ちょい かかりましたが 良い経験ができたと思います。
電動ドリル、電動ノコギリ(それぞれ1万円ちょい) 必要な道具も買いましたが、 洗面台だけを観れば 材料費は8000円くらいです。
世の中では それに水栓と 棚などがセットで数倍の値段で売られている訳です。
洗面所1つを観ても こんなに安く しかも要らない物まで買わされることなく、シンプルな空間が 数分の1の価格で造れる。 ならば家を1から造れば いったい どうなるのだろう?と ふと思いました。
当たり前であるかの様に数千万円の家を数十年のローンを組まされている日本人。 そのような人の ほとんどは海外の住宅事情など知らない、知らされない、知る時間がない。 知る心が大事な気がします。
何でも やってみる事で 今まで観えなかった世界が観えてきます。 例えばYouTubeもそう。 これまで僕は 誰かの作った映像を 当たり前であるかの様に観るだけだろうと思い込んでいましたが、
でも それだと『動画の編集作業を知らずに死んでいく事になる』 と ある日 突然 思いました。 自分が やってもいないのに 誰かの動画作品を批判するのも おかしな話。
そう思い YouTubeも 最近 少し ストレスにならない範囲で やっております。 実際やってみると、 やはり思った通り どこでBGMを入れるか、そのBGMの音量はどうするか、 どこでBGMを切るか、 動画全体を何分にするか、 著作権、肖像権に引っかかっていないか、 人様の顔にモザイク入れたか、モザイクは どの程度の強度にするのか、脚色していないか、 造り過ぎていないか、、、
などなど たくさん頭を使う訳で。
しかし その分 楽しいことも ある訳で。
自分で やってみると これまで簡単にボクの目に映っていたコンビニの食べ物を紹介しているだけ様に見える動画も 観る目が変わりました。
食器洗いをする人ほど、 食器を割った人を責めないのと同じ感じです。
では また
おわり
コメント